大森立嗣監督による俳優のための実践的ワークショップ


(2014年7月期、大森立嗣監督ワークショップは開催終了しました)

大森立嗣監督との出会いは
「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」を見たことに始まる。
当時、荒戸源次郎監督と仕事し始めてた僕は
荒戸監督から「ケンタ・・・」の前売り券を渡されたのだった。
荒戸さんいわく「俺はこの映画好きだ。観に行ってやってくれ」
(大森監督は荒戸監督プロデュースで監督デビューをしている)

で、映画を観た感想。
「日本だ。これは日本を描き切った凄い作品だ」
タイトルに「国」なんて言葉がさりげなく入っているが
ド直球に国を描いた映画だった。
青春を描いた映画であるにもかかわらず
いまの日本の行き詰まりを否応もなく描く。
こんな映画が日本で作られるなんて。
大森立嗣監督という人物に興味を持った。

その後、ワークショップの講師を探していて
榊英雄監督(6/7から「捨てがたき人々」が公開)に相談をしたところ
「同い年の仲間に大森立嗣がいる」とのこと
ぜひ合わせてほしいとお願いし
某駅前のドトールで大森さんとふたりで会うことになった。
会うなり意気投合し4時間ぐらい話しこんだ。
やはり話の中心は「国」で、
「ケンタ・・・」が如何にすぐれた国家論になっているかを話した。
それから映画や演劇についていろいろ話した。

大森監督は人間的に非常に魅力的で
ワークショップだけでなく、作品を一緒にやりたいと思い
ある凶暴な漫画の映画化をぜひ大森監督でと動いたが
ちょうど大森監督は「ぼっちゃん」を制作中で、
内容がちょっと似ていると言うのもあり、その話はなくなった。

そのうちに、大森監督は
「さよなら渓谷」でモスクワ国際映画祭審査員特別賞を受賞するとか
「ぼっちゃん」で日本プロフェッショナル映画大賞で作品賞をとるとか
瑛太くん、松田龍平くん主演で話題になった「まほろ駅前多田便利軒」の続編を撮るとか
忙しくなってしまって、なかなかガッツリお会いすることができなかった。

で、今秋公開になる「まほろ駅前狂騒曲」が撮影終了したというのを風のうわさに聞いた。
ひさびさに連絡をとってみた。
新作を撮影したばかりだが、精力衰えず、もう次の作品の構想に入っていると言う。
新しい才能たちに会いたいと言う。
で、ワークショップをすることになった。
大森立嗣という、今がまさに旬の、セクシーで、狂った男との濃い4日間が楽しみでしかたない。
なかなか無い機会なのでぜひ参加することをおすすします。

(アロッタファジャイナ主宰 松枝佳紀)

講師プロフィール

大森立嗣監督 (Oomori Tatsushi)

1970年生まれ。前衛舞踏家で俳優、大駱駝艦の麿赤兒の長男として東京で育つ。
大学入学後、8mm映画を制作。俳優として舞台、映画などに出演。自らプロデュースし、出演した『波』(01/奥原浩志監督)で第31回ロッテルダム映画祭最優秀アジア映画賞”NETPACAWARD”を受賞。その後、『赤目四十八瀧心中未遂』への参加を経て、2005年『ゲルマニウムの夜』で監督デビュー。第59回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門、第18回東京国際映画祭コンペティション部門出品など多くの映画祭に正式出品され、国内外で高い評価を受ける。2010年『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』で日本映画監督協会新人賞を受賞。第60回ベルリン国際映画祭フォーラム部門、第34回香港国際映画祭に正式出品された。昨年全国公開され話題となった最新作『まほろ駅前多田便利軒』では、キネマ旬報日本映画ベスト・テンで、4位に入選。2013年、「さよなら渓谷」が第35回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門出品に日本映画として唯一出品され、「洗練された演出と人間関係の深い理解」が審査員に評価され、審査員特別賞を受賞。また2014年、第23回日本プロフェッショナル映画大賞で「ぼっちゃん」がベストワンに選ばれ、作品賞を受賞。

アロッタファジャイナ主催「映画監督による俳優のためのワークショップ」
これまでの実績

◆4人の映画監督による俳優のための実践的ワークショップ
123456789・10

◆単独映画監督による俳優のための実践的ワークショップ
吉田恵輔監督12
荒戸源次郎監督123
吉田浩太監督1

ワークショップ概要

※大森立嗣監督によるワークショップは全日程を終了しています。
※現在、募集をしているワークショップは三浦大輔監督WS矢崎仁司監督WSです。

【日程】 2014年7月18日(金)~21日(月) 計4日間

【クラス】
昼クラス 13:30-16:30
夜クラス 18:00-21:00

【募集対象】 
大森立嗣監督の映像作品に出演したいと思っている方。
年齢・経験・事務所への所属・無所属は問いません。

【募集人数】 昼、夜、各クラス25名程度

【募集期間】 定員に達し次第募集を打ち切ります。

【会場】  都内