飯塚花笑監督による俳優のための実践的ワークショップ


「二十才の微熱」(1993)
「渚のシンドバッド」(1995)
「ブエノスアイレス」(1997)
「ボーイズ・ドント・クライ」(1999)
「ハッシュ!」(2001)
「ブロークバック・マウンテン」(2005)
「ミルク」(2008)
「スプリング・フィーバー」(2009)
「チョコレートドーナツ」(2012)
「アデル、ブルーは熱い色」(2013)
「リリーのすべて」(2015)
「キャロル」(2015)
「無伴奏」(2016)
「ムーンライト」(2016)
「彼らが本気で編むときは、」(2017)
もちろんこれだけじゃありません。
もっともっと沢山あります。
こういった映画は、一般的に「LGBT映画」と言われています。
LGBTとは、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、身体と精神の性が不同一な存在(トランスジェンダー、Transgender)、というような「性的少数者」たちを総称して呼ぶ言葉です。
そして、そういった「性的少数者」を正面から取り扱う映画を「LGBT映画」と称するわけです。
(そういった分類や名付け自体が差別に繋がったりするから、要注意なのですが、わかりやすさのために使われています)。

映画には「見た者の心を根底から揺るがす力」があります。
そして、その力を利用して、少数者の権利を守ることができるとするならば、僕は、それをすべきだと思っています。
上にあげたLGBT映画たちはそのような志ある映画たちです(かつ松枝がみたことのあるもの)。

今回、11月のワークショップ講師としてお願いするのは、飯塚花笑監督です。
飯塚監督は現在27歳。
彼自身が、女性という肉体に生まれながら、そのことに強い違和感を抱えて生きて来た「性同一性障害」者であり、20歳の時に撮ったデビュー作となる「僕らの未来」は、女性と決めつけられる違和感とともに育ってきた彼自身の人生を題材にして作られ、それは初監督作品にして、バンクーバー国際映画祭に正式出品されたほか、PFFアワード2011にて審査員特別賞を受賞しました。

今回は、そんな飯塚花笑監督を講師としてお招きし、ワークショップ映画を撮ります。
彼のライフワークである「人間はいかに障害を乗り越え愛をつかむのか」というテーマをともに追求し、時代と人間の壁を突き抜ける愛の映画を作ります。

この映画をプロデュースしてくれるのは、前回の杉本大地監督ワークショップに引き続き、登山里紗さんです。登山さんは、松枝の古くからの友人であり矢崎仁監督「無伴奏」でプロデューサーデビューをした才女。現在制作準備中の杉本大地監督作品とともに世界に放つ一本を作ろうと、飯塚花笑監督のワークショップを企画してくれました。

参加者から主演、出演者の一部を選びます。そして世界に挑戦します。

賞をとるためや、話題になるためや、お金のために作られた、流行りのLGBT映画ではありません。
実際にトランスジェンダーとして日々苦しみぬいている飯塚花笑監督だからこそ描くことのできる真実の映画。
男とはなにか、女とは何か、愛とは何か、性とは何か、結婚とは何か、人と人が共に暮らすとは何か、あなたの当たり前が誰かを傷つけてはいないか。
そういったことを根本から問い直す問題作となるでしょう。

ぜひともこの企みに参加し、ともに世界に行きましょう。応募お待ちしています。

※ 本ワークショップでは、ご本人の性別とは関係なく、様々な性を演じていただくことになります。

(アクターズ・ヴィジョン代表:松枝佳紀)

ともあれ、「飯塚花笑監督からのメッセージ」および「ワークショップに向けた座談会」をご覧ください。
 → 飯塚花笑監督からのメッセージ

 → ワークショップに向けた座談会

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講師プロフィール

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監督:飯塚花笑(Iizuka Kasyou)

飯塚花笑監督
1990 年 6 月 11 日うまれ。群馬県前 橋市出身。東北芸術工科大学デザイン 工学部映像学科卒業。大学在学中は映 画監督の根岸吉太郎、脚本家の加藤正 人に学ぶ。性同一性障害者である自らの 体験を元に制作した処女作『僕らの未来』は、ぴあフィルムフェスティバル PFF アワード 2011 にて 審査員特別賞を受賞。国内の映画祭のみならず、バンクーバー国 際映画祭、ロンドン レズ&ゲイ映画祭等、国外でも高い評価を 受けた。続いて二作目の長編『青し時雨』はあきた十文字映画祭、 TAMA NEW WAVE、高崎映画祭等で上映。大学卒業後は演出部 見習いとして廣木隆一監督作『ストロボエッジ』(2015)に参加、 『鏡の中の笑顔たち』(2015)『風のたより』(2016) の予告編を 担当した。 その後、『海へゆく話』で沖縄国際映画祭 2016 で優 秀賞を受賞。取材した事柄や、実体験に基づく真実の物語を普遍 的で大衆へ向けた物語へと昇華させる映画づくりを目指している。
■『わけられて』2009/ドキュメンタリー/10min シューレ大学国際映画祭 香川レインボー映画祭
■『海の中の哲学』2009/アニメーション/3min NHKデジスタティーンズにて放映
■『僕らの未来』2011/劇映画/74min ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード★2011審査員特別賞 バンクーバー国際映画祭 正式出品 ロンドン レズ&ゲイ映画祭 正式出品 高崎映画祭 正式出品 山形国際ドキュメンタリー映画祭 正式出品 シューレ大学国際映画祭 香川レインボー映画祭 ドキュメンタリー・ドリームショー山形 in東京 未配給映画の探究(UPLINKにて上映)
■『青し時雨』2013/劇映画/92min あきた十文字映画祭 福岡インディペンデント映画祭 ★奨励賞 高崎映画祭 正式出品 TAMA NEW WAVE ある視点部門
■『海へゆく話』2016/劇映画/59min 沖縄国際映画祭にてプレミア上映 シューレ大学国際映画祭 高崎映画祭 正式出品

プロデューサー:登山里紗(Toyama Risa)

登山里紗プロデューサー
2002年から2003年、上智大学外国語学部英語学科からカリフォルニア大学バークレー校に交換留学中に、サンフランシスコ州立大学で映画プロデュースと脚本を学ぶ。フランシス・フォード・コッポラ監督のAmerican Zoetropeでインターンシップを経験後に帰国し、映画企画コンテストの日本映画エンジェル大賞事務局などに携わる。
その後は、アシスタントプロデューサーとして、フォン・シャオガン監督作『狙った恋の落とし方。』、石井裕也監督の『あぜ道のダンディ』、舩橋淳監督・オフィス北野制作のポルトガル・アメリカとの合作映画『Lovers on Borders(仮)』等に参加。ヒュー・ジャックマン主演のハリウッド映画『ウルヴァリン:SAMURAI』では日本部分の演技事務を担当。
常盤貴子主演の『向日葵の丘 1983年・夏』、奥田瑛二主演の『赤い玉、』、8/4公開の織田梨沙、満島真之介、吉岡里帆出演の『STAR SAND -星砂物語-』などの宣伝を担当。
2016年公開の『無伴奏』(監督:矢崎仁司、原作:小池真理子、出演:成海璃子、池松壮亮、斎藤工、遠藤新菜、藤田朋子、光石研)でメインプロデューサー。アクターズ・ヴィジョンのワークショップで、遠藤新菜を斎藤工の相手役に抜擢し、プロデューサー自ら、「サンケイスポーツ」「週刊文春」「日刊SPA!」「シネマズby松竹」など約15本の遠藤のインタビューをセッティング。
現在、ぴあフィルムフェスティバル出身の佐藤快磨監督と回復期リハビリ病院を舞台にした短編映画『嘘とホームラン(仮)』を、松枝佳紀が主宰の劇団アロッタファジャイナの舞台で才能を発掘した宇野愛海主演で準備中。

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ワークショップ概要

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【日程】
まず、以下のいずれかのワークショップを受講してもらいます。
(A日程)2017年11月18日~19日
(B日程)2017年11月25日~26日
(C日程)2017年11月30日~12月1日
以上、3つの日程のワークショップを受けていただいた人の中で飯塚監督、登山プロデューサー、松枝の3人合議で選んだメンバーのみで
(D日程)2017年12月9日~10日
の日程で、再度ワークショップを行います。(D日程は参加費無料)

【クラス】 昼クラス13:00-16:00、 夜クラス18:00-21:00
(昼夜クラスとも1時間程度延長の可能性があります)

【場所】 都内

【参加条件】
・アクターズ・ヴィジョン製作飯塚花笑監督の長編に出演を希望する者
・A,B,Cいずれかの日程および12/9、12/10で行われる最終選考に参加が可能な者

【ワークショップ内容】
・飯塚花笑監督で長編映画を撮ります。
・海外映画祭への出品はもちろん国内での公開を目指します。
・主演および出演者の一部を今回のワークショップ参加者から選びます。

【参加費用】 21,600円(税込み)

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エントリー方法

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【1】まずはメールにてエントリーして下さい。
「飯塚花笑監督による俳優のための実践的ワークショップ」
参加希望の方は、メール本文に
(1)お名前(本名でも芸名でも構いません)
(2)ふりがな(お名前の読み方を平仮名でお書きください)
(3)生年月日(表記は1982/7/14のように年月日を/で区切り、西暦でお願いします)
(4)自認する性別(男、女、わからない、その他)※ 本ワークショップでは様々な性を演じてもらいます。
(5)連絡先電話番号(すぐにつながる携帯番号をお願いします)
(6)所属事務所名、担当者名、担当者連絡先電話番号
(7)代表的な出演作品を5つ以内(無くてもかまいません)
(8)あなたがどんな人か自己紹介(そこにご自身の性についての考え方を記してください)
(9)参加希望日程((1)A日程、(2)B日程、(3)C日程、(4)どの日程でもよい)
(0)参加希望クラス((1)昼クラス、(2)夜クラス、(3)参加できればどちらでもよい)
をお書きのうえ、
本人と分かる最近撮影の写真jpgファイルで1枚添付し
メールのタイトルを「花笑WS」として、ワークショップ事務局
actorsvisionjapan@gmail.com
までメールをお送りください。

【2】参加承認を得た方に入金の案内をいたします。(書類審査・入金案内)

【3】入金をしていただいた方から、正式エントリーとさせていただき、集合場所やテキストについての案内を送らせていただきます。(参加決定)

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お問合せ
アクターズ・ヴィジョン
E-mail actorsvisionjapan@gmail.com