マイズナー・テクニック・クラス


2016年11月・12月、念願となるマイズナー・テクニック・クラスを始めました。
これ、とても成果が上がり、やることの意味を強く確信を持てました。
なので、2017年2月・3月、マイズナー・テクニック・クラス、新しい参加者を募集します!!!
 
そもそもマイズナー・テクニック・クラスを始めようと思ったのは、11年間この俳優ワークショップをする中でずっと気になったことがあったからでした。
 
それは、魅力も才能もあるのになかなかキャスティングの決まらない常連の参加者が多いということです。もしかすると、そういう人たちは、自分たちのキャスティングが決まらないのは、「たまたま」だと思っているかもしれません。何回か受けていればいつかはキャスティングが決まるのだと思っているかもしれません。しかし、はた目から見ていて、そういった人たちには「芝居が硬直している」「決め切ったことしかできない」「うまいだけでイロドリがない」「演技者としていい子ちゃんである」という「演技における根本的な問題」があるのは明らかでした。そこを変えなければどんなにオーディションを受けてもプロにはなれない。がむしゃらにオーディションやワークショップを受けるだけではなく、いま立ち止まって「根本的な問題」を解決しないとダメなのです。ということで、昨年から始めているのが「マイズナー・テクニック・クラス」です。「根本的な問題」を改善するためのクラスです。

「根本的な問題」というのは、簡単に言えば、「考えた演技をしてしまうということ」です。相手役の行為にたいして自然な反応をするのではなくて、自分で決め込んだものを演じてしまうということです。「考える」というのは、生きるために人間が獲得した能力です。だから、不安な時、「考えてしまう」のは当たり前で、それは普通の時にはプラスです。「しかし、カメラの前においては違います」。愛の告白をされ驚いて泣いてしまうのは「考えて選択した行動」ではありません(たまに考えてやっている人もいるかもしれませんが笑)。「考える暇もなく」、人間は「驚き」、「怒り」、「笑い」、「泣く」のです。しかし、それを演じる時に人間は、台本を読んで先を知ってますから、どうするかを「考え」、決め込んで「やってしまう」。良い演技をしようとしたり、オーディションに合格しようとしたり、監督に気に入られようとすればするほど、考えて「不自然なことをやってしまう」ことになります。そして「考えた芝居」が、嘘くさい、観客を引かせる、残念なものであるのは、多くの俳優が自覚していることだと思います。

「マイズナー・テクニック」は、人間が思わずしてしまう「考えた演技」を、「「本能」にゆだね、自らの内に生まれた「衝動」によってのみ支配された演技」に変えるテクニックです。サンフォード・マイズナーによって創始されたこの演技の基礎訓練の方法は、すべての俳優が習得すべきことだろうとマツガエは思っています。

教えてくださるのは、俳優であり演出家でもある、演技指導者のボビー中西さんとクニさんです。ボビーさんは、マイズナー・テクニックの創始者であるサンフォード・マイズナーから直接演技指導を受けた数少ない本物の日本人のひとりです。また、数々のハリウッド・スターを生み出したアクターズ・スタジオの日本人として2人目の生涯会員でもある方です。クニさんこと國居剛敏さんは、ボビーさんの一番弟子です。お二人とも昨年のマイズナー・クラスではこれ以上になく親身に俳優たちを指導してくださいました。

通常、マイズナー・テクニックは習得をしようとすると2年以上の時間が必要となりますが、このたび、ボビーさんには、お願いして、アクターズ・ヴィジョン用にもっと短期間で習得可能な特別なカリキュラムを組んでいただきました。

俳優のキャリアがあるのにいまいち突破できてないと自覚のある方、基礎的なことを改めて見直してやってみたい方、これから演技の世界に入るうえで正しいことを教わりたい方、ぜひとも、「マイズナー・テクニック・クラス」を受けてみてください。フィルムの中で、本能で生きること、衝動で行動すること、「本物としてそこに居ること」を習得し「鮮やかな演技」をフィルムに残してほしいと思っています。

(アクターズ・ヴィジョン代表:松枝佳紀)

講師プロフィール

ボビー中西(Bobby Nakanishi)

ボビー中西1990年、渡米。恩師フィル・ガシー氏のもとでマイズナーテクニックを学び、ガシー氏の推薦によりネイバーフッドプレイハウスに入学。サンフォード・マイズナーから直接演技指導を受ける。1992年、再びガシー氏の元に戻り、マイズナーテクニックの2年生のクラスを学ぶ。1993年秋、アクターズスタジオ1次オーディションに合格。2ヵ月後、2次合格、最終候補生になる。1995年春、テネシー・ウィリアムズの「In the bar of the Tokyo hotel」で初めてアクターズスタジオのセッションに参加。同年秋、最終オーディションを通過して27歳で日本人として2人目のメンバーになる。以後、アクターズスタジオで数多くのセッション、クラス、舞台に参加。1997年夏、アル・パチーノ、ポール・ニューマン、アーサー・ペン、エステル・パーソンズ、リー・グラント、イーライ・ウォーラック、アン・ジャクソン、ヘンリー・クリガーなどの推薦状により永住権を取得する。1998年、映画タウン&カントリーでウォーレン・ベティー、ダイアン・キートン、ゴールディー・ホーン、ジョシュ・ハシュネットと共演し、ハリウッド映画デビューを果たす。2001年夏、テネシー・ウィリアムズが三島由紀夫に捧げた追悼作品の世界初演「男が死ぬ日」で主演し、舞台俳優組合に入会する。TV、舞台などでダン・アークロイド、ハイミー・サンチェス、アル・パチーノなどと共演。2006年6月、「STILL LIFE WITH COMMENTAOR」でヨーロッパデビュー。同作品で、ブルックリン アカデミー オブ ミュージック通称BAMのNEXT WAVE FESTIVALに出演。2011年に日本に拠点を移し、マイズナーテクニックを中心に、演技を初めて学ぶ俳優から世界で活躍する俳優まで、今までに延べ600人以上の俳優を指導している。2015年12月「男が死ぬ日」(出演:古畑新之・本多章一・菊地凜子)のリーディング公演を演出。これを機にHell`s kitchen46を立ち上げて、芝居などの制作を始める。

國居剛敏(クニスエ タケトシ)


クニちゃん山口県出身 幼少より野球一色の青春を過ごした後、大学入学を機に上京、芸能活動を始める。在学中、大手芸能事務所に在籍し、様々な媒体で活動。93年渡米 ニューヨークにて奇跡的にアクターズスタジオ ファイナリスト 中西氏に出合い、師事、マイズナーテクニックを学び始める。後に氏の紹介により、サンフォード マイズナーの愛弟子 フィルガシー氏よりマイズナーテクニックの正規プログラムを学ぶ。同時にリーストラスバーグ愛弟子であり、アクターズスタジオの コミュニティーも歴任したエドコーベンス氏よりメソッドテクニックを学ぶ。中西氏のもと、アクターズスタジオ、セッション、プライベートプログラム、アルパチーノによるワークインブログレス等にも参加。中西氏 作・演出・共演 ニューヨーク レストラン ストーリーにて初舞台を踏み、これを機にフィーチャーフィルム主演に抜擢。以降、舞台、映像、広告等に出演。2002年 帰国。現在は種々活動を行う中、中西氏 主宰 プロフェッショナルアクティング ワークショップ BNAW にて様々な俳優の演技指導をしている。

ワークショップ概要

【日程】 2017年2月7日、14日、21日、28日、3月7日、14日、21日、28日(毎週火曜日、全8回)
 
【クラス】 昼クラス13:00-18:00 夜クラス18:00-21:00
 
【場所】 都内
 
【参加条件】
・全8回は連続して参加することを前提にしています。
・全8回参加の困難な方はご相談ください。

【締め切り】 20名

【参加費用】 

 毎月:21,600円(税込み)

エントリー方法

【1】まずはメールにてエントリーして下さい。
 2017年2月7日から行われる
 「マイズナー・テクニック・クラス」
 参加希望の方は、メール本文に
(1)お名前(本名でも芸名でも構いません)
(2)ふりがな(お名前の読み方を平仮名でお書きください)
(3)性別
(4)生年月日(表記は1982/7/14のように年月日を/で区切り、西暦でお願いします)
(5)連絡先電話番号(すぐにつながる携帯番号をお願いします)
(6)所属事務所名、担当者名、担当者連絡先電話番号
(7)代表的な出演作品を5つ以内(無くてもかまいません)
(8)自己紹介
(9)希望クラス(1・昼希望、2・夜希望、3・いずれでも構わない)
 をお書きのうえ、
 本人と分かる最近撮影の写真jpgファイルで1枚添付し
 メールのタイトルを「マイズナー」として、ワークショップ事務局
  actorsvisionjapan@gmail.com
 までメールをお送りください。

【2】ワークショップ事務局から参加希望受理した旨、メールをお送りします。(受理)

【3】書類選考による合否および入金の案内をお知らせします。(書類審査)

【4】入金をしていただいた方から、正式エントリーとさせていただき、集合場所やテキストについての案内を送らせていただきます。(参加決定)

お問合せ

アクターズ・ヴィジョン
E-mail actorsvisionjapan@gmail.com