俳優教育者会議4「世界標準の俳優を育てるために」


ついにボビー中西さんの著書「リアリズム演技」が出版の運びとなりました。

そして、そのボビーさんとともに、日本のあるべき俳優教育について考え続けて来た俳優教育者会議もついに第四回になります。

俳優教育者会議第四回目の今回は、世界的なキャスティングディレクター・プロデューサーとして活躍する奈良橋陽子さんの運営する俳優学校アップス・アカデミーの演技講師である米倉リエナさんをお招きして座談会を行います。リエナさんは奈良橋陽子さんの娘さんでもあります。
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俳優教育者会議とは、映画監督であり、プロデューサーの谷内田彰久さんの提唱で始めた、その名の通り、俳優教育を仕事にしている人たちの集まりです。

目的は、俳優、あるいは俳優を目指す人たちにとって、なにをどうしたらいいのかということの「地図」を作ること。

そのための準備として、俳優と作業をすることが仕事である、TVの演出家、映画監督、俳優教育者、俳優、でいろいろと会議を開いてざっくばらんに思うことを話しています。
 
(1)日本テレビ・ディレクター水田伸生さんとの対話
(2)アクターズ・クリニック代表梶原涼晴さん、映画監督谷内田彰久さんとの座談会
(3)女優ボイストレーナーでもある西山水木さん、女優みやなおこさんとの座談会
 
で、その続きの、俳優教育者会議第四回目の今回は、世界的なキャスティングディレクター・プロデューサーとして活躍する奈良橋陽子さんの運営する俳優学校アップス・アカデミーの演技講師である米倉リエナさんをお招きして座談会を行います。

null米倉リエナさん

右から、ボビー中西さん、米倉リエナさん、松枝です。

それでは、さっそく、会議をはじめたいと思います。
まずは映画監督による俳優向けのオーディションワークショップばかりを開催していたアクターズ・ヴィジョンがどうして俳優教育としてマイズナーテクニックのクラスをはじめたのか、そんなところから話を始めて見ましょう。

1.なぜアクターズ・ヴィジョンで俳優教育が必要になったのか

2.アップス・アカデミーとBNAWの違い

3.じっくり基礎教育に時間をかける

4.本当に俳優たちが学ぶべきもの、それを学べる環境に

5.マイズナー・テクニックやメソッドに対する誤解

6.普遍的な技能としての「リアリズム演技」

7.歌舞伎も「リアリズム演技」である?
 
8.アクターズ・スタジオで許された「嘘」

9.世界市場への接続

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米倉リエナ(Lyena Yonekura)
俳優教育者、アップス・アカデミー演技講師
芸能事務所Camino Real(カミノレアル)代表取締役。
ニューヨーク大学演劇学科で演劇を学び、日本人女性初のニューヨークアクターズ・スタジオ正式メンバーとなる。
帰国後は演出家としても活動しつつ、アップスアカデミーの講師をしている。
また、現在はCamino Real(カミノレアル)を設立しシャーロット・ケイト・フォックスやMIYAVIなど日本国内外の俳優のマネジメントに携わる。
2児の母。

ボビー中西(Bobby Nakanishi)
俳優、俳優教育者、演出家、BNAW主宰
コント赤信号のもとで俳優を始めるが1990年渡米
フィル・ガシーのもとでマイズナー・テクニックを学び
後に、サンフォード・マイズナー本人のもとで本格的にマイズナー・テクニックを学ぶ
アクターズ・スタジオのオーディションに合格し正式なメンバーとなる。
2011年に日本に拠点を移し、俳優教育の場BNAWを主宰している。

松枝佳紀(Matsugae Yoshinori)
脚本家、演出家、アクターズ・ヴィジョン代表
京都大学経済学部を卒業後、1995年、日本銀行に入行。
映画や演劇に対する夢覚めやらず2000年に退職
現在、シナリオライター、企画者、制作者として映画を作りながら
俳優のためのワークショップ「アクターズ・ヴィジョン」を運営している。